オテピピ環礁

海から来た

仕事で「計算」するには?

 最近、仕事で「計算」する機会が減っていると感じている。僕はメーカーで仕事をしているので、ここでいう「計算」とは設計計算である。

 

 なぜかというと、計算しなくても仕事がある程度回せてしまうためである。機器選定・設計は、計算するよりも過去の類似案件での前例を流用したほうがよっぽど簡単で、かつ失敗するリスクも低い。このような機器選定・設計のための計算は、「前例通り」の選定・設計手法と比較してコストパフォーマンスが悪すぎるため、わざわざ計算しようという意欲が働かない。

 

 ノウハウが何もない新しいモノを作る場合ならば計算が必要になる場面も多いだろうが、現実的にそういった機会は、少ない。

 

 しかし一方で地道に計算を続けて、計算モデルと現実とのギャップに対して計算モデルを修正し続けた場合、それは設計にたいして非常に強力なツールとなる。だが、そこに達するまで計算を続ける努力が続かないのが現実である。

 

 計算するインセンティブが働かない中でいかに計算する努力を続けるか。コストパフォーマンスに流されるのではなく、ある程度の自制心を保っていく必要があるのだろうか。