システムとモデリング

modelica, Julia, Design Structure Matrix, SysML, 他モデリング全般について。

Dockerの導入とJulia/Octaveセッションの起動まで(win10 Home)

最近巷ではDockerが流行していることもあり、私も勉強のためシミュレーション環境をDockerに移行してみたいと考えています。 導入に向けての記録を備忘録代わりにとっておきます。

 環境

事前準備としてタスクマネージャーのパフォーマンス -> CPUを確認して仮想化が有効になっていることを確認します。 f:id:Otepipi:20190408104638p:plain 

Docker

DockerのWEBサイトにアクセスします。

www.docker.com

アカウントを作りサインインをすませたら 下記にアクセスしてDocker Desktop for windowsをダウンロードします。

hub.docker.com

ただし、インストールしたところ私のwin10のバージョンには対応していないようです。 あとで調べてみたところ win10 professional が必要なようでした。

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win10 Homeの場合はDocker Toolboxを導入する必要があるようです。

Docker Toolbox

下記Docker Toolboxのサイトにアクセスします。

docs.docker.com

ページを下にスクロールするとダウンロードリンクがありますので インストーラーをダウンロードします。

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インストーラーを起動します。基本的にはデフォルトのまますすめていきます。

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ただし、Install VirtualBox with NDIS5 driverにチェックを入れます。(NDIS6はバグが存在するため)

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バイスについて聞かれるのでインストールを選択

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無事終了したらFinishをクリックします。

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するとDockerのショートカットが格納されたフォルダが開くので、Docker Quikstart Terminal をダブルクリックして起動します。

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ターミナルが起動するのでしばらく待機します。 VirtualBoxがセキュリティの許可を求めてくるので、「はい」を選択します。

数分後、システム音ともに以下のような画面で出てくると完了です。

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JuliaのDockerイメージの入手

詳細は下記にあります。

hub.docker.com

Docker Toolboxのコマンドライン上で

docker pull julia

と入力するとインストールされます。

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REPLの起動

REPLの起動には以下のコマンドを実行します。

$ docker run -it --rm julia

Juliaが起動します。

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Octaveの入手

詳細は下記になります。 hub.docker.com

docker pull mtmiller/octave

と入力します。

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docker images

と入力すると以下の画面が表示されOctaveが追加されていることがわかります。

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$ docker run -it mtmiller/octave

と入力するとOctaveが起動します。 f:id:Otepipi:20190408121826p:plain

今回はここまでにします。