【Markdown活用】MarkdownPreviewEnhancedからPowerPoint形式に変換するまで

タイトルの件の備忘録になります。

MarkdownPreviewEnhancedは素晴らしいMarkdownのパッケージですが、Markdown形式の文書をPowerPoint形式に変換する方法がマニュアルに書かれていません。 shd101wyy.github.io

今回、非効率的な方法ではありますが試してみたので記録しておきます。

まず.md⇒.docxに変換する。

以下の.md形ファイルtest.mdをまずdocxに変換します。この方法自体はマニュアルに書いてあります。

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title: "Habits"
author: John Doe
date: March 22, 2005
output: word_document
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# aaaa

## テスト

~~~plantuml
@startuml
(*) --> "Foo"
"Foo" -> "Bar"
if "Bar?" then
->[ok] "Baz"
else
 ->[no] "Qux"
endif
"Baz" --> ==gate==
"Qux" --> ==gate==
==gate== --> (*)
@enduml
~~~

するとtest.docxが生成されます。

word。書式は少しいじってます

続いて.docx⇒.pptxに変換する。

この変換はMarkdownPreviewEnhancedの機能ではなく、直接pandocを起動して使用します。 PowerShellから pandoc test.docx -o test.pptxと入力してtest.pptxを生成します。

pptx。こちらも書式を弄っています。

これで完了です。

PlantUMLの図の取り込みにはImage Magicのインストールが必要

imagemagick.org

Install legacy utilitiesのチェックが必要です。

なぜpandocから直接.md⇒.pptxに変換しないのか

pandoc test.md -o test.pptxで直接変換すると、PlantUMLの描画等がうまくいきません。

PandocのPlantUMLフィルターは数多く公開されているのですが、どれも安定性に欠けている印象がありました。

.docx および.pptxの書式の変更方法

win10の場合（pandoc --version で確認可能) C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\pandocに書式を弄ったreference.docxとreference.pptxを設置すれば良い。

今回はここまでにします。