こんばんは!Otepipiです。
最近は製品開発関係の本を読むことが多くなっています。
下のような本は読んでいます。
実際の設計 改訂新版-機械設計の考え方と方法- (実際の設計選書)
- 作者: 畑村洋太郎,実際の設計研究会
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2014/12/26
- メディア: 単行本
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よくわかる デライト設計入門-ワクワクするような製品は天才がいなくとも作れる-
- 作者: 大富浩一
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2017/04/26
- メディア: 単行本
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製品開発は“機能"にばらして考えろ-設計者が頭を抱える「7つの設計問題」解決法-
- 作者: 緒方隆司,オリンパス(株)ECM推進部
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: 単行本
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どれも良書なのですが特に『実際の設計』は内容が濃くこの分野の人間であれば必読と言っても過言ではないと思います。
これらの本の中で共通して言われていることは、『機能と構造を分離して考えろ』と言うことです。
趣旨は下のようなシステムのVモデルを使って説明できます。
基本設計が機能の設計にあたり、詳細設計が構造の設計と考えて頂いて問題ありません。
日本企業は目に見える構造(詳細設計)の最適化は非常に得意(日本の生産技術の強さからも頷けます)ですが、一方で目に見えない機能を検討する「基本設計」につきましてはあまり重要視されていないようです。「設計」をはじめるときにはすぐに3DCADなどの構造設計から入りがちです。
ただし、システムのVモデルの左側は下に行けば行くほど設計の検討範囲(解空間の範囲)が狭まっていきます。またVモデルが下に行けば行くほど、上に遡ることも大変になります。
なので構造を司る詳細設計部分でいくら試行錯誤、改善を加えても狭い解空間の中で検討している以上、革新的な製品は生まれません。
したがって解空間の広い機能設計の部分でまずは真剣に検討することが、革新的な製品開発には必要なようです。
SysMLなどを利用してこういった機能・構造の分離設計を効率化することができるでしょうか?考えていきたいですね。
今回はここまでにします。
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