Design Structure Matrix ( DSM )関係の関数を集めたJuliaパッケージDesignStructureMatrix.jl
を公開しました。
現時点の内容としては
が利用できます。詳細はREADMEを御覧ください。
今回、Juliaの公式パッケージに登録もしましたので、パッケージ作成から公式に登録するまでの手順をまとめておきたいと思います。
パッケージの作成
以下の2つの記事を参照すればパッケージの作成に関しては問題ありませんでした。
github
gitシステムを利用したことがなかったので基礎から勉強致しました。
またgithub上のREADMEに画像を掲載するには以下の記事が参考になりました。
公式パッケージへの申請
Registrator.jlを使用します。
まずREADMEの「Install Registrator」の見出しの下にあるinstall app
をクリックして、このソフトをgithubにインストールします。
次に、自分のパッケージ(ここではDesignStructureMatrix.jl)のリポジトリで以下のようにNew issue を作成します
タイトル:なんでもよい
本文:@JuliaRegistrator register()
すると下画像のように自動でRegistratorによる返信が入ります。これで登録申請は一応完了です。
また、公式パッケージに認可された場合に自動的にリリースされるよう、Julia Tag BOTをインストールしておくと良いと思います。
公式パッケージの認可
前章で申請したものは、公式パッケージのレジストリへのプルリクエストです。
以下の画像のようなプルリクエストが自動で生成されます。
ここで誰からもコメントがなく3日ほど経てば、このプルリクエストがマージされ、パッケージが公式に認可されたことになります。
私の場合はコメントもつかずストレートに登録となりました。その場合は以下の画像のようになります。
コメントされる例
コメントされた場合も指示にしたがって対応すれば問題ありません。下記は他のパッケージでコメントがあった例になります。
私が見た中では、画像のようにProject.toml
に
[compat]
julia = "1"
を追加しなさいというコメントが多かったです。
他注意事項
パッケージの名前をつける際は以下のガイドラインを念の為参照してください。
リリースの確認
無事公式に認可された場合は、TagBOTが入っていれば自分のパッケージのリポジトリのReleaseが生成されているはずです。
皆さんの参考になれば幸いです。 今回はここまでにします。