システムとモデリング

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PMP試験合格体験記

昨年PMP試験を受験して合格した記録を残しておこうと思います。

受験動機

もとからプロジェクトマネジメントには興味を持っており、プロジェクトマネジメントに関する書籍はよく読んでいました。

↓おすすめ書籍です。

業務の中でのプロマネ経験は決して豊富ではありませんでしたが、プロジェクトマネジメントについて一度体系的に勉強してみたいと思い、プロジェクトマネジメント系資格の取得を志しました。

IPAのプロジェクトマネージャ試験かPMPか迷いましたが、IPAの試験はIT系のプロジェクトを前提としておりメーカー勤務の自分とはミスマッチであった一方、PMP試験は業種問わずな雰囲気がありましたのでPMPにしました。

申込まで

まず35時間分のPDUを取得申請する必要があります。会社には黙っておくつもりでした(所謂JTCなのでPMPとは縁遠い状況でした)ので自費で準備する必要がありました。 とにかく安くすませるため、UdemyのPMP関係の講座をいくつか受講(各1,200円程度)して稼ぎました。全部で数千円で済み、割とリーズナブルでした。

www.udemy.com

その後PMIに会員登録し、受験申請しました。自分のプロジェクト経験を英語で記述する部分は噂に聞いており身構えていましたが、実際に書き出してみると文字数Overしてしまい逆に大変でした。自分の業務経験の確認先を記入する部分には、許可をとって上司の電話番号を記入しました。

申し込みしてから数日経つと、PMIから下の謎画像が添付されたメールが来ました。無事試験申請が受諾されたようです。運が悪いと審査が入ると聞いていたので一安心しました。

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勉強

勉強方法は、下記通称リタ本をひたすら読み通しました。PMBOKや他の日本語書籍は勉強には一切使用しませんでした。PMP試験合格虎の巻などの日本語書籍は一応購入して内容はざっと見ていたのですが、明らかにリタ本のほうが内容が濃く、わかりやすいです。(イメージで言うと、虎の巻が教科書ならリタ本は受験参考書です)。英語版しかないのが本当に辛いところですが、腰を据えてこの本を2周すれば誰でも合格すると思います。

受験までにリタ本を2周しました。

試験結果

試験は、申込みから一年以上経過してからでした。普通ならとうに受験資格はないのですが、コロナの特別措置として受験資格が延長されていました。 会場のパソコンの前で4時間程度、時間ギリギリまで見直しをして提出しました。試験中は、2度とこんな試験を受けたくないと考えていました。 合格画面が表示された際はひたすら安堵でした。

f:id:Otepipi:20210105204227p:plain 無事全科目target以上で通過しました。

試験を終えて

有り体に言って自己満足のための受験でしたので、それが満たされただけで他特に変わったことはありませんでした。名刺にも書かないですし、対外的にPMPをアピールする機会というのがそもそも無いので仕方がないのですが……。ただ、取得にはそれなりに苦労したので資格は維持し続けようと考えています。PMIの研修等に出て、人脈が広がればいいなとは考えています。

2021年からPMP試験は大きく変わるようです。今回の体験記はこれからPMP試験を受験される方にはもう役に立たないかもしれませんが、なにかの参考になれば幸いです。

今回はここまでにします