新年を迎えて半月経とうとしていますが、遅れての新年の挨拶になります。
今年もよろしくお願いいたします。
お正月休み期間は、今までほとんど手を付けていなかった制御工学について勉強しておりました。
使用したテキストを書いておきたいと思います。
読み終わった本
古典制御について書かれています。自分が読んだはじめての制御工学についての本でしたので書評できるほどではありませんが、一応最後まで読み通すことができました。
「はじめての制御工学」のあとはこの本でひたすら演習しました。ラプラス変換をゴリゴリ手計算したのは学生の時以来で、手がとても疲れました。本当に演習しか無いので、初見の問題の解き方については答えをちら見するか、「はじめての制御工学」に戻ることになります。「はじめての制御工学」の守備範囲ではない問題も多々ありました。
現代制御理論についてはこの本で勉強しました。本当に基礎的な内容に絞らているというのは読んでいてなんとなくわかりました。現代制御に触れたのもこの本が初めてで、状態空間表現など見たこともありませんでした。
次は案の定このシリーズで演習です。今回ゴリゴリ計算するのはラプラス変換ではなく行列演算です。行列式や逆行列の求め方は大学のはじめに習ったきりでほとんど忘れていましたがこの本で思い出すことができました。しかしこの本を手計算で走破するのは非常に骨が折れました。
途中の本
制御工学の分野も洋書のほうが進んでいるだろうか?と思って購入した本。やはりこちらのほうが内容は深く、また実際の応用例についての言及が多いなという印象です。ただ、(化学工学と比べて)和書とそこまで差はないかなと思います。
制御理論をプログラムで実装する際のヒントとして購入しました。ツールボックスの使用を前提としていたのでツールボックスも購入しました。他のMATLAB関係の本だとSimulinkでの実装になりコードでの実装例があまり無いのではと懸念して、この本を購入しました。この本はガッツリMATLABコードでの実装なので非常に参考になります。ただツールボックスの部分でブラックボックス化してしまっているのが残念です。
今回はここまでです。もう少し詳しくなれば制御工学についての記事も書いていきたいと思います。
では、本年もよろしくお願いいたします。